藤田嗣治展 in*東京都美術館

 

藤田嗣治の大きな展覧会は、府中市美術館以来でした。
今回の方が規模が大きいのかと思っていましたが、府中市のほうでしか展示されていなかったものも多いです。

 

フランスで活躍した日本人画家ですけど、一般の知名度はいまいちなのか、土日でも混雑は比較的ひどくはないと思いました。
有名な「乳白色の肌」以外にも、油彩や水彩で生涯さまざまな画風を駆使していますが、どの画風でも目と口元にかなり特徴が出ている気がします。
戦争画を描くことを「面白い」と表現したらしいのが、どう受け取っていいのか分かりませんが…「面白く」感じていなければ確かにあそこまで綿密な描写はできないのかもしれません。
ダ・ヴィンチラファエロなどからポーズを引用した部分もあったはず。大戦がリアルタイムで起きている時代に描いていたのだけれど、「遊び心」というか、なんというか。
日曜美術館で放送されていた肉声も印象的で、自分にとっては過去の画家だった人がいきなり身近に感じられたような気分でした。

 

図録は表紙が何パターンかあって、選ぶことができました。

 

 

 

前に見に行った嗣治の映画をもう一度見たくて、BD化をずっと待っていたんですけどなかなか出なくて、しかしどうやら対談などを収録した書籍とのセットになっていて、カテゴリー的にBDではなく書籍の扱いになっていたので発売されていることに気づかなかっただけらしい…。
監督さんのコレクションシリーズで、別巻ということになっているみたいです。
オダギリジョーさん主演。内容的にちょっと暗いですが、映像がとても美しいです。嗣治の女性に対する自己中心的な態度もしっかり描写されています。